歯科技工士の仕事

歯科医師の指示書に従って、義歯（入れ歯）、継続歯（つぎ歯）、金冠や歯並びの悪いものを正しい位置にするための矯正装置の製作、修理にあたるなど、近代歯科医療においては欠かせない存在です。

人間にとってものをおいしく食べることは、終生の欲望であるとともに、生きるための本能的なものといえます。それらの欲求を満たす臓器の一部を作るのが歯科技工士です。

敏感な口腔内に、義歯や冠を天然の歯と同じように作るのですから、繊細な技術や学問的な裏づけが要求されます。とくに日本では、高齢化が急速に進み、義歯を必要とする人が今後、さらに増える見込みです。
歯と健康の関係について関心が高まるにつれ、より高度な技術が求められるようになるでしょう。

現在の歯科医療では、歯が欠如することで咀嚼（ものをかみ砕くこと）能力が低下すると、全身的健康が阻害されるといわれています。
それらを防ぐためにも、歯並びとのバランスを考えることが重要ですし、高い技術力が求められています。

近年は歯並びや歯の形、歯の色など、審美的な要求も多く、その要求に応えるためにもセラミックスなど、患者さんのニーズにこたえるため当たらし素材の研究や開発が進められています。

従来のように「かめればよい」という考えとは違って、新しい感覚を持った若い人材が求められているのです。

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口の病気（虫歯、歯周病、ドライマウス）
虫歯やドライマウス、口臭、顎関節症などの口の病気や口腔ケアについて解説しています。高齢になっても、食べ物がおいしく食べられ、また、話も不自由なくできるように、口の中からの健康維持を心がけましょう。

近年増加している医療訴訟に関してですが、勤務医の方は医師賠償責任保険に入っているか今一度確認しておきましょう。