国家試験の試験科目

歯科技工士の国家試験の実施は各都道府県に任されており、問題数や出題傾向も各都道府県や年度によって若干の違いがあります。ただし試験科目や試験の形式などは、決まっています。

試験科目は、1.歯科理工学、2.歯の解剖学、3.顎口腔機能学、4.有床義歯技工学、5.歯冠修復技工学、6.矯正歯科技工学、7.小児歯科技工学、8.関係法規の「学科試験」に加え、限られた時間で課題の作品を合格ライン以上の出来として完成させる「実地試験」の二つから成っています。

学科試験の問題はすべてマークシート方式で、合格基準をクリアすれば合格です。合格率はこの数年でも、例年2500人前後の受験者数で98〜99%と非常に高い数字となっています。

試験日

試験は、毎年一回、例年2月下旬から3月上旬にかけて行われます。学説試験(学科試験)と実地試験と日にちを分け、二日間で実施します。

国家資格ではありますが、試験に関する事務全般は歯科技工士学校、養成所のある都道府県知事に委任されており、各都道府県によって受験日が異なります。