大臼歯

一般に奥歯といわれていますが、歯並びの歯群の分類の1つで、前歯部に対して臼歯部があり、その臼歯部には小臼歯と大臼歯があって、大臼歯は最も後方に位置する歯群で、そして最も咀嚼する機能を持っています。親知らずを含めると左右上下それぞれに3本で、計12本が大臼歯です。

流し込みレジン

レジンは、粉(ポリマー)と液(モノマー)を混合して硬化(重合)させますが、この重合には加熱するものと、温室で重合するものがあります。流し込みレジンは、レジンを型の中に詰めるときに泥状にして流し込んで成形する方法で、温室で硬化するレジンが用いられています。

歯の解剖学

歯科技工教育の基礎知識があって、口腔各部の構造、歯の構造と歯列、歯の発生など、歯及び口腔について解剖学見地から学び、示説および実習によって歯の形態を彫る技術を習得する歯科技工教育の1科目です。

ファーネス

物体を加熱する炉のことで、歯科技工用には耐火材の中に埋没されたワックスの型を燃やして、中を空洞にするリングファーネス、また歯の形に瀬戸物の粉を焼き固めるポーセレンファーネスなどの電気が中心です。

副歯型

歯科技工は、歯列を含めた作業用模型の歯型(主歯型)上で技工物を製作しますが、クラウンなど模型にピッタリと適合した歯冠補綴物を製作しなければならないため、とくに治療目的の歯の模型だけを作業模型のほかに作られるものをいいます。したがって、歯型には主歯型と副歯型の2つがあります。

ブリッジ

少数の歯がないとき、残存している歯を土台または橋脚(支歯台)として歯を連結する端のようであるところから、橋義歯、または架工義歯といいます。

ブロックアウト

模型上や補綴物の複製をするときなどに、生じている不必要なアンダーカットの部分を、ワックスや石膏などによって補填し、減少または排除して技工作業の意図する輪郭を形成することをいいます。

補綴学

歯科医学の一分野で、歯の欠損、喪失、形態異常、不正歯列、咀嚼と顎機能、発音、顔貌など審美学や、こうした口腔内の歯及び緒組織と義歯のかかわりなどについて研究する学問で、有床義歯と歯冠補綴架工義歯の2つに大別されます。